こんにちは、ませうです。
理系/文系の選択は高校在学中に決めなければならない大事な進路選択の一つです。
高校選びや大学選びと同じく、自分の進路を絞る選択になります。
僕は高校2年の時に理系を選択しました。
僕は思いのほかスパっと決められたのですが、周りにギリギリまで迷っている人がたくさんいました。
そこで、この記事では「理系と文系の選択に迷っている人が後悔しない選択をするためにはどうすればいいか」を紹介しようと思います。
理系・文系を選択するとはどういう意味をもつのか
まずは理系・文系選択の意味を考えていきましょう。
人生は選択の連続です。その時点その時点であらゆる選択を行い、それによって人生が決まります。
そんな人生の中で、仮にゴールを「就職」、スタートを「現時点」と考えてみましょう。
するとスタートとゴールの間にはたくさんの選択肢が存在します。
大学・学部選び、専攻選び、就職活動と先に行くほど専門性は深く、狭くなっていきます。
そんな中で、理系・文系選びは自分の将来を決める(狭める)最初の選択肢だといえます。
正直後からでも取り返しのつく選択ではありますが、この先さらに重要な選択を何度も繰り返す上での最初の一歩です。
つまり何が言いたいのかというと、結構大事だよってことです(笑)
大学の学部から絞る

大学の学部には、理系学部と文系学部があります。
理系を選択しなければ理系学部は受験できない、ということは無いです。
しかし、理系文系の選択で、高校での授業内容が変わります。
当然、理系を選択すれば理系学部の受験科目を、文系を選択すれば文系学部の受験科目を学習します。
そのため、理系・文系を決める前に、入りたい学部のことも考えておくことが大事になります。
ではここから、主な理系学部と文系学部の例を挙げていきます!!
主な理系学部
理系の主な学部は以下の通りです。
- 理学部
- 工学部
- 農学部
- 薬学部
- 医学部
などです。
もちろん大学によってはほかにもいろいろありますが、主流な学部はこの5つです。
理学部の特徴と主な就職先
理学部は自然現象を支配する原理や法則を探求する学部です。
高校での数学や化学、物理などをさらに追究します。
the・理系って感じの学部で、理系学部の中でも最も手広い範囲の理系学問を扱っています。
就職に関しては似た学部の工学部と比べて少し難しいのが現状です。
優秀な人は企業や専門機関の研究室などが主な就職先となるようですが、一般には小学校や中学校、高校の教師になる人が多いようです。
工学部の特徴と主な就職先
工学部は理学部と似た感じの学部ですが、理学部と比べ、工学部は人々の生活に分かりやすく直結した。学部です
その内容は、建築関係、情報学関係、化学関係、電子工学関係など多岐にわたります。
主な就職先は、その専門内容を扱う業界になります。
電子工学関係ならパナソニックやソニー、建築関係なら積水ハウスなど、有名どころが多いです。
農学部の特徴と主な就職先
農学部と聞いてまず農業を思い浮かべましたか?
農学部は農業だけじゃなく、環境問題、食糧問題、バイオテクノロジーなど意外と広い範囲の学問を取り扱っています。
研究を中心とした学科、実習を中心とした学科があり、就職先は研究職から農林水産省などさまざまです。
薬学部の特徴と主な就職先
薬学部は4年制の学科と6年制の学科の2つからなります。
4年制の方では将来的に薬剤の研究開発・改良を担う人材が育成されます。
こちらの学科の卒業生の多くは大学院に進学し、医薬品への知識を深めることが多いです。
6年制の方では、医薬品の適正使用を学びます。
薬剤の研究者に加えて、薬剤を処方する薬剤師の養成が目指されます。
医学部の特徴と主な就職先
医学部に入ったからと言って全員が医者になるわけではないようです。
医者以外の就職先として、医者ではあるが手術ではなく医療の研究を行う研究医、医師免許を持った公務員である医系技師などがあります。
医系技師は医療制度や公衆衛生の充実の携わり、医師としての知識を現場で活かす公務員のことです。
主な文系学部
主な文系学部には
- 法学部
- 経済学部
- 文学部
- 教育学部
などが挙げられます。
法学部の特徴と主な就職先
法学部では法、政治、経済、社会について学びます。
そして、それらが国家や社会を支えるうえでどのように機能しているのかを学びます。
司法試験を突破して法の世界に就職する人や、公務員になる人が多いです。
金融関係などの民間企業に就職する人もいます。
経済学部の特徴と主な就職先
経済学部では経済学・経営学について学びます。
ミクロ経済、マクロ経済など経済を研究対象としてとらえる学問や、経済学を応用し、実際の経済に当てはめる学問に分かれます。
経済学部は文系学部の中でも就職に強く、研究職やシンクタンク、金融機関などが主な就職先です。
文学部の特徴と主な就職先
文学部は思想や歴史、行動に関する学問です。
哲学、歴史学、考古学、心理学や社会学など、大学で一般教養科目として全学部で学ぶ内容をより深く学ぶ学部です。
主な就職先はサービス業、金融業、保険業などです。
教育学部の特徴と主な就職先
教育学部では教育に関する哲学、思想、歴史、心理学について学びます。
定められた単位を取得することで教員免許を所得することができます。
主な就職先は、総務省や法務省、金融・保険業などです。
簡単に考えてみる
学部のことがよくわからない、まだやりたいことがはっきりしていないって人もいると思います。
それはそれで普通のことだと思います。
僕の周りでも、理系・文系を決める時点で受験する学部まで決まっている人は半分くらいでした。
そんな人は、あまり難しく考えずに決めてみてもいいかもしれません。
好きな科目、学びたいと思うこと、具体的でなくてもいいと思います。僕は歴史や文学よりも生物学や有機化学などを学びたいなと思ったので理系にしました。そのときは学部など具体的なことはまだ何も決めていませんでした。
それに意外とやりたいことは後から見つかるものです。
僕も学年が上がり、徐々に専門性が増してきましたが、最近何となく将来やりたいことが見えてきた気がします。
とりあえず理系にしておく
本当にどちらにしたらいいのか迷っている人、まだ保留したいって人は理系にしておくことをお勧めします。
理由は、理系→文系に変えることは可能だが、文系→理系は難しいからです。
文系では理科は基礎内容しか習わず、数学も数Ⅲは習わないので、理系に転向するのが厳しいです。
とりあえず理系にしておいてあとあとぶ文転する人も多いので、消極的な理由ではありますがとりあえず理系にして選択を保留にすることもできます。
まとめ

最初に書いたように、理系・文系選択は最初の選択肢です。
これですべてが決まる、ということは全くありませんが、この先繰り返す選択の最初の一手です。
ここで真剣に考えて決める、ということが一番大事だと思います。